命題25
 
 
2つの数が互いに素であるならば、それらの1つとそれ自身の積は余りの数に対して素である。
 
AとBを互いに素である2つの数とし、Aにそれ自身を掛けCを作る。
 
AとCが互いに素であることをいう。
 
Aと等しいDを作る。
 
AとBが互いに素であり、そしてAはDと等しいから、それゆえにDとBもまた互いに素である。それゆえに2つの数DとAのそれぞれはBに対して互いに素である。それゆえにDとAの積もまたBに対して互いに素である。propositionZ.24
 
しかしDとAの積である数はCである。それゆえにCとBは互いに素である。
 
それゆえに、2つの数が互いに素であるならば、それらの1つとそれ自身の積は余りの数に対して素である。
 
証明終了